商工会議所とは
○地域の商工業の世論を代表
商工会議所は、地域の商工業の世論を代表し、商工業の振興に力を注いでいます。国民経済の健全発展に寄与するための地域総合経済団体です。したがって商工会議所の活動には、大企業も中小企業も、みんな力を合わせ、都市を住み良く、働きやすいところにしようと日々頑張っています。
○あなたの意見を世論に反映
全国各地の商工会議所は、企業規模を超え、業種を超えた約125万人の会員を擁しており、すべての会員は日本商工会議所につながっています。一人一人の意見は小さくとも、あなたの意見は商工会議所の意見となり、日本商工会議所の意見とする事もできるのです。あなたの意見が国会や行政庁等を動かすのです。
- 商工会議所としての意見を公表し、これを国会行政庁等に具申し建議する。
- 行政庁等の諮問に応じて、答申する。
- 商工業に関する情報及び資料の収集及び刊行を行う。
- 商工業に関する調査研究を行う。
- 商品の品質および数量、商工業者の事業の内容その他商工業者に係る事項に関する証明、鑑定および検査を行う。
- 輸出品の原産地証明を行う。
- 商工業に関する施設を設置し、維持および運用する。
- 商工業に関する講演会および講習会を開催する。
- 商工業に関する技術および技能の普及および検定を行う。
- 博覧会、見本市等の開催並びに開催の斡旋を行う。
- 商事取引に関する仲介および斡旋を行う。
- 商事取引の紛争に関する斡旋、調停および仲裁を行う。
- 商工業に関して、相談に応じ、指導を行う。
- 商工業に関して、商工業者の信用調査を行う。
- 商工業に関して、観光事業の改善発達を図る。
- 社会一般の福祉の増進に資する事業を行う。
- 行政庁から委託を受けた事務を行う。
- 上記に掲げるものの他、商工会議所の目的を達成するために必要な事業を行う。
令和6年度 筑後商工会議所 事業計画
重点項目
- 消費税インボイス制度、電子帳簿保存法への円滑な対応
- 中小企業・小規模事業者への支援及び経営相談体制の強化
- 創業・事業承継促進支援、経営革新計画認定取得の推進
- 事業継続計画(BCP)の普及啓蒙及び策定支援強化
- プレミアム付き商品券発行事業の円滑な実施
- 財政基盤の強化及び会員組織率の向上(会員増強、生命共済制度等の推進)
事業項目
1.中小企業への経営支援
中小企業は地域経済の基盤を支え、その発展に大きく貢献してきた。創業、事業承継、経営革新等の経営相談窓口の充実を図り、きめ細やかな相談体制により中小企業を積極的に支援する。
(1)消費税インボイス制度、電子帳簿保存法への円滑な対応
(2)中小企業・小規模事業者への支援及び経営相談体制の強化
(3)健康経営への取り組みの推進(健康企業宣言、健康経営優良法人認定取得)
(4)事業環境変化対応支援事業の実施
(5)事業継続計画(BCP)策定に向けた取り組み支援強化
(6)経営発達支援計画に基づく経営支援策の遂行
(7)経営革新計画認定取得の支援、創業・事業承継促進支援の強化
(8)SDGsへの取り組み支援
(9)ザ・ビジネスモール(商取引支援サイト)の活用
(10)創業塾・経営革新塾の開催
(11)制度改正に伴う専門家派遣事業の実施
(12)マル経資金制度の周知と利用促進
(13)政府系金融機関(日本政策金融公庫、保証協会)との連携強化及び利用促進による資金繰り支援
(14)税務相談所業務の充実強化
(15)中小企業者向けの講習会、講演会の開催(グループ・ディスカッション形式)
(16)販路開拓支援(ビジネスマッチング・商談会等への参画支援)
(17)中小企業者が利用可能な各種補助金・助成金情報の収集、迅速な周知並びに活用支援(働き方改革、ハラスメント防止、人手不足等への対応)
(18)市内企業景況調査の実施
(19)専門相談の実施(経営改善、金融、税務、労務)
(20)小規模企業共済、中小企業倒産防止共済の加入促進
(21)労働保険事務組合の運営・労働保険適用促進
(22)原産地証明等の貿易証明発給業務の実施
(23)福岡県よろず支援拠点の活用
2.商業活性化への支援
地域住民の生活と交流の場として機能し、「街の顔」でもある商店街活性化のため、地域間競争を踏まえた街づくりと生活者に優しい街づくりへの取り組みを推進し元気のある商店街を支援する。
(1)プレミアム付き商品券(紙・キャッシュレス)の発行事業
(2)羽犬塚商店街協同組合・筑後市中央商店街振興組合・筑後市商店会連合会・ちっご名店会協同組合・いきいき宅配事業への支援・筑後市料飲組合への支援
(3)JR羽犬塚駅前地区活性化への支援
(4)市内買い物運動の推進
(5)調査事業(通行量調査等)の実施
3.広域経済交流と広域観光開発への支援
魅力ある観光地の形成・整備、観光振興に関わる人材の育成等に対応するため、関係諸団体との連携強化を図り、従来の行政区域・経済圏をこえた広域的な視点から観光を軸とした事業を展開する。
(1)筑後市の観光資源再発掘調査及び地域特性を活かした新たな観光商品づくりの推進
(2)船小屋温泉郷活性化への支援
(3)祭り、観光事業への支援(ちっご祭、絣の里巡り、えびす祭、鬼の修正会、伝統行事等)
(4)筑後七国商工連合会・筑後七国活性化協議会・筑後市観光協会との連携による産業観光、広
域観光の推進
(5)九州新幹線筑後船小屋駅、HAWKSベースボールパーク筑後、九州芸文館、筑後広域公園、中ノ島公園等を活用した広域での経済活性化と観光開発の推進
4.工業振興への支援
ものづくりに取り組む中小企業に対する工業振興の支援、農商工連携事業等を通した地域資源の活用促進に取り組む。
(1)地場特産品である久留米絣、筑後織等への支援(ロゴの活用)
(2)地場物産品PRの充実強化
(3)産業観光の調査研究
(4)技術の高度化のための研修会、セミナー等の開催状況の周知強化
5.政策提言活動の充実
商工会議所活動の大きな柱である政策提言活動を通じて、地域経済社会の代弁者として要望を実現するために邁進する。
(1)厳しさを増す中小企業・小規模事業者への支援要望
(2)公共工事等への地元企業の活用促進
(3)中小企業の自己変革と地域の活力強化への支援要望
(4)プレミアム付き商品券発行事業に伴う行政機関への支援要望
(5)ふるさと納税返戻品の拡充・サービスの充実
(6)JR羽犬塚駅前、西口周辺開発の促進
(7)JR筑後船小屋駅前、HAWKSベースボールパーク筑後周辺開発の促進
(8)JR九州に対する利便性向上についての要望活動(筑後七国)
(9)地場企業の育成につながる各種補助金制度の新設・拡充
(10)船小屋温泉郷活性化に向けた政策提言
6.中小企業への情報化支援
ITの効果的な活用を通じて情報化支援を行うことにより、中小企業における経営革新や経営力の向上につとめる。
(1)中小企業のDX推進への支援
(2)商工会議所ホームページ・SNSによる情報発信の強化
(3)中小企業の情報化支援(AI・クラウド活用支援・情報セキュリティ等)
7.女性会、青年部会への支援
社会一般の福祉の増進やイベント等の地域活性化事業の参画により、商工会議所事業活動の推進やPRに大きな役割を果たしている、女性会、青年部会の活動を支援する。
(1)女性会事業への支援
(2)青年部会事業への支援
(3)組織拡大及び運営支援
(4)広域連携活動のための支援
(5)地域活性化事業に対する支援
(6)青年部全国大会久留米大会への支援
8.商工会議所活動・財政基盤の強化
商工会議所活動のための組織の強化と財政基盤の確保。会員事業所や地域社会のニーズに対応した事業活動を遂行していく。
(1)組織・財政基盤強化に向けた取り組みの推進
(2)会員組織率の向上(新会員勧誘活動の取り組み)
(3)自主財源の確保に向けた取り組み
(4)生命共済、特定退職金共済の加入促進
(5)記帳代行の加入促進
(6)日商ビジネス総合保険・業務災害補償プラン保険・休業補償プラン保険の加入促進
(7)自動車事故見舞金共済の加入促進
(8)部会再編成に向けた調査研究
(9)部会活動、委員会活動の充実並びに議員親睦会活動の促進
(10)会員交流等の推進
(11)商工会館の利用促進
(12)筑後商工会議所防災計画及び事業継続力強化支援計画の推進
9.会員福祉活動の推進
商工会議所の役割はますます重要性を増しており、多様化する会員ニーズに対応するため会員サービスの充実に努め、活用しやすい事業活動を展開する。
(1)会員企業の永年勤続優良従業員表彰の拡充
(2)会員福利厚生事業の実施(生命共済加入者還元事業等)
(3)生命共済加入者の生活習慣病予防健診の実施
(4)PET健診(団体割引)の推進
(5)会議所だより(ちっご情報便)の活用促進
10.事務局組織の強化
研修会を通して職員の資質向上を積極的に推進するとともに、業務の効率化に向けて職員の意識改革やITの活用を通して事務局体制の強化をはかる。
(1)オンライン経営相談等の推進に向けたWEB会議システム活用(Zoom、Google
Workspace等)
(2)ハラスメント防止措置への適切な対応に必要な体制の整備
(3)IT社会に対応した効率化(メール・SNSの活用等)及び体制づくりの促進
(4)職員の積極的な研修会受講による資質向上(日商・福商連等)・自己啓発の促進
(5)コンプライアンスの遵守徹底、個人情報の管理徹底
(6)働き方改革の取り組み推進
(7)事業継続計画(BCP)の策定